「古」一章の設定を作っていて、一番悩んだのがこの部分でした。
大沢版では、初期のディアドラはロプトの血筋について何も知らず、単にシグルドを選んだから森を出ました。「おばあさま」は事情を知っていたようですが、どうもディアドラには話していなかった模様。
が、その割に、亡くなる直前のディアドラは全ての事情を理解しており、アルヴィスを兄と呼んでいました。
ユリウス、ユリア、マンフロイとのやり取りの中で何かに気づいてという流れがあったのかもしれませんが、私には正直、違和感のある流れでした。
この矛盾が気に入らなかったので、じゃあ自分は「古」をどの立場で書くよ、と結構真面目に考えたのです。
まぁ、そんな微妙なことばっか考えてるから、いつも最後にはオリジナル一直線な設定が出来上がるわけなんですけど。
そんなことを考えていた、約三年前。
ようやく、後少しで披露できるところまで来たなぁと、書きながら思ってみたりしたわけで。
なのに、ここにきてストップが掛かるのはいかがなものかと思います。
むぅ、風邪と上司が憎い。